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56. どこがカラクリ…?

 バッテラが集めたグリードアイランドをプレイするために、ゴン達が参加した選考会。ここで知り合ったプーハットが選考会のカラクリについて説明したが、私には理解できなかった。それを書いていこうと思う。

 確かに、「32人も合格者は出ない」という推理は正しい。だが、なぜそれが「順番を競って並ぶ意味など無い」事につながるのだろうか?
「全員を審査すると思う」と言っているのはゴンであり、プーハットは「20人ちょっとしか合格者は出ない」としか言っていない。説明よりも実際の合格者は少ないのだから、早く並びたくなるのは当然。つまりプーハットは「少ししか合格しないから、並ぶ必要は無い」という意味不明の発言をしているのだ。

 次の疑問点だ。プーハットは「今 並んでる連中と、その周りをたむろしてる連中は明らかに不合格」と言っているが、これが全く理解できない。
ゲームクリアに必要な能力は何であろうか。怪物を倒せる“体力、攻撃力、瞬発力など”、そしてカードを効率よく収集するために必要な“頭脳”だと思われる。このうち、念能力を見せる“ステージ内”でほとんどの人の攻撃力は判定できるので、おそらく“ステージ外”では頭の回転の速さを判定している可能性が高いだろう。
という事は、すばやく並んだ者と席を立たない者は“頭がいい”のか? 実際には何のカラクリも無いのに。なぜなら、ツェズゲラの説明は間違っていないからである。「プレイ上限は32名、だからもし32名が合格したらもう他の人は合格しないよ」…これのどこに間違いがあるだろうか? いや、無い。この選考会に、最初からカラクリなど存在しなかったのだ。

 しかし、実際にはプーハットの説明通りの結果になっているのだから、訳が解らない。

■ 訂正 ■
 全員の審査をしない段階で合格者を決定するのは適切ではない。まずは良い人材を絶対的評価で暫定合格者とし、その後相対的評価によって真の合格者を決定する方法が有効である。
 それを理解していれば、「32名が合格した時点で打ち切り」という虚言に惑わされる事は無い。
 「頭を普通に働かせれば、順番を競って並ぶ意味など無い事に気付く」程度の事にも関わらず(私は気付きませんでした…ギャフン)、ツェズゲラの言葉に騙され焦った人は、精神的に弱い人であり、精神面が大きく作用する念能力者としては低いレベルと判定できる。

(まりん改さんからのご指摘です。ありがとうございました。)

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2002-??-??公開  2002-10-01更新
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